●ダイヤモンド
ペリペリでダイヤモンド。
ペリペリは猫よりもこういう無機質なものを題材にした方が引き立つ。有機の対極の無機だ。
こんな言葉を聞いたことがある。
「若い時は人間に興味を示し、そのうち動物になって植物になって最後は石とかに興味がわく」
卵子と精子が出会ってくっ付いて、少し成長して赤ん坊としてオラ生きるぞーとオギャーと呼吸し、そのうち異性に興味を持って仲良くなって、動物に興味を持って猫飼って、自然に興味を持って庭作って、川を見ながら川面に点々と散りばめられた濡れたり乾いたり雪被ったりしながらも動かず留まろうとする石に興味を持って、今。人はその後、焼かれて火になって煙になって灰になって土になって石墓に入る。人生は余計なものがペリペリ剥がされ輝くダイヤモンドになる。これって前向きな比喩。あんまり目立たずダイヤと同じ炭素の炭になって人の暖の役に立つって手もあるが、あっという間に燃やされちゃう。生まれる度に燃やされ続けるのもなんだし、やっぱダイヤモンドになるべ!
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