●至福
小雪が降る朝
窓を開ける。
新年の日差しを
斜め45度から
顔に当てる。
瞬間
インドに行ってしまう。
冷たい体に暖かい日差し。
僕にとって
これは癒しなんて
生温いものではない。
25歳の時から
身についた
至福の技なのだ。
春に2つの個展をやるのも
この至福を誘き出すためだろう。
冷たい『月』と
暖かい『猫』の個展だ。
猫だけじゃ、一日中
風呂入っているようなもの。
大体うちの東京の猫の会社の名前が
『風呂猫』だもん
ふやけてるよね。
至福を得るためには
ぶるッとくるような冷気
それが必要なのだ。
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