●気
実家の姪っ子と話をしていて気づいた。姪っ子は車の中で寝ている自分の赤ちゃんが気掛かりで、ワシの話に気を取られないようにしている。
彼女は『気』を言葉を話せない赤ちゃんに掛けていて、ワシの言葉には『気』を取られないようにしているのだ。
『気』って面白いなぁと思った。『気』とは言葉を超えている。『気』とは存在するとかしないとかという物質として考えてはいけない。『気』は言葉以外のものに掛けることで、例えば赤ちゃんに『気』を掛ければ『気』の塊のような赤ちゃんから『気』が発散され、掛けた本人自身が『気』を浴びることになる。ここに活気の循環がある。
ところが言葉はあたかも赤ちゃんが存在しているかのように『気』を取ろうとする。そうなれば言葉に騙され、『気』忙しくなったり、『気』弱になったり、『気』狂いになったりする。
さぁどんな言葉も『気』にせず、気宇壮大にゆこう。
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