2016年5月16日月曜日

[5619] 猫アレルギー

若者がやって来た。ワシの作品を数点持っていて、今日は当然、文画集『雨にまけるわけがない』を求めにきた。
「もりさん、ネコ飼ってますよね?」と彼は言う。
「もちろん。ラッキーキャットがラッキーセブン、7匹いるよ」
「オカしいな? 僕、猫アレルギーなんです。猫のいる家に行くと必ず途端に目が痒くなり鼻水がドロドロ。でもここに来ても、何も起きない」
(ここは神秘だ。もりさんは猫神様を作った作家だ。この家は猫だし、猫ファンの聖地である。猫アレルギーなど無縁なのだろうか?)とか思ってる顔だ。
「違う違う、毎日掃除しているからだと思うよ。掃除が嫌いで無くなるくらい毎日掃除していれば、一年後ぐらいには掃除が空気を吸うように当たり前になる。そうなったら身も心も掃除されきれいな空気になる。これがワシの自然治癒力喚起法だ。なんてね。まあ掃除やってみれば、アレルギー治るかもよ。でも自分でやらないとダメだよ。

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