展覧会案内
石川県金沢市 大和香林坊店8F催事ホール
『日本の名匠たちの仕事展』
誕生日猫366点出展してます。
2017年3月3日〜7日までやってます。
●アートの使い
昨日はいきなり東京から東京時代の知人だという者がやってきた。それも駅から歩いてきたらしい。記憶にない人だ。だいたい30年ほど経つし、いったいどこの誰? この馴れ馴れしさは僕を友達と思い込んでいるストーカータイプかもしれない。
彼は現代美術のコレクターらしくアートに詳しい。絵からの流れを粘土に吹き込もうと実験していた粘土作品が朝方成功して出来ていたので見せたら、すごく絶賛。ならば今はまだ本物は見せられないので、絵の写真を見せたら、イマイチの反応。好きな作家を聞いたら、僕の好みとの違いが明確。現代美術もいろいろだ。大抵の人は自分の好みでものを言う。例えば僕の作品神様系を好きな人はいい仏道歩んでいると思う。例えば僕の作品癒し系を好きな人は心優しいと思う。例えば僕の作品の超化系を好きな人はいい感性をしていると思う。こんな感じに僕は自分の中にあるいろんな自分を発見しては作品にしているようなものだ。今回彼が絶賛した粘土作品はある意味で高級な感覚だ。でもほぼ全てを包むようなその現代アート的高級感覚も他人の思考が入るとアラユルコトの中の部分に過ぎない。僕にとっては絵は超高級なのだ。
しかし珍しくアートの視点を持っているやつだった。彼が帰ったあと、いったい誰だったのだろう? いったい何しに来たのだろう? 彼は実在したのだろうか? と考えた。そうか! たぶんこの制作半ばの時期、いいタイミングで突然現れたのは、アートの神様が遣わした知人らしき人に化けたアートの使いの者なんだ。
いろんな意味でかなり勉強になった。
何をも超えて、超えて、透明な軌道を進もうと思った。
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