●石油
雪で庭の崖のクルミの木の枝が折れた。
意外と太いので短く切って薪棚に積む。
薪ストーブの1日分はある。
崖から1日分の石油を
掘り当てたようなもんだと思うと嬉しい。
では良いお年を。
●思い
あーー!
メダカ2匹、水替えの時に捨ててしまった!
その2匹の一方は胸ヒレの形が悪いので覚えていた。
もう1匹はまだ小さいので覚えていた。
水鉢を見るたびに2匹のことが悔やまれる。
もし感情を消し去ることができなかったら、
これまでのたくさんの後悔で
僕は耐えられないだろう。
人は忘れたり、思い出したり。
『思い』とは流れる雲のようなものだ。
曇り、雨、嵐、雪、台風、
晴れにしたって雲の仕業みたいなものだ。
雲の下に居るから天候に思い煩う
雲の上に居ると思えばいい、
でもそれは思い上がりだ。
写真:朝焼け、昼空、夕座禅
●だんらん
『御陰様』(おかげさま)と言う文字には
マイナスイメージの『陰』がついている。
そのマイナスに『御』と『様』がついているのだから
『陰』はすごい偉いのだ。
金は光るから『陰』の反対だ。
しかしよくよく考えてみたら
『陰』があるということは
バックに偉大な明るい輝きがある。
金などより明るいはずだ。
人間にはあまりに眩しいから
バックが見えないだけかもしれない。
写真:おかげ横丁に正月限定5点送りました。
●バランス
最近始めたこと。
一般的には金にならないので
時間の無駄、疲れる
やりたくないことですね。
座禅1時間、雪掻き2時間。
あと苔盆栽作り。
苔はもうすぐなくなるのでお仕舞いだけど
生活にこれらが加わることで
心身の『わ』のバランスがいい感じ。
●キジ
チョコが庭で大きな雌キジに噛み付いていた。
あまりに獲物が大きいので口から離した。
普通なら追いかけるが、こりゃあでかい、
手に負えないと思ったのか追わない。
キジはフラフラ逃げて崖下から川の岸辺に落ちた。
下を見たらお腹を出してぐったりしている。
カラスに食われたら大変だと思い
助けようと梯子を用意したら、
キジは復活し、大きな葦の草むらに逃げていった。
溺れずに元気になればいいと思う。
チョコはなぜキジを?
今日はクリスマスイブ
もしかして疑似七面鳥。
(チョコ渾身のキジとギジのシャレです)
写真:
キジの羽根
昔に注文依頼で作ったもの
●基底
SSは『自由自在堂』の第3章「シンナー」が好きだと言う。
この章はヘミングウェイの『老人と海』の手法を取り入れている。
個人の名称は出さず誰の話かもわからず
話はジェットコースターのように進む。
この章が基底にあるから芹沢くんが魅力的なんだろう。
ある演出家が
「3章は芝居の舞台のテーブルの上にナイフが置いてあるような。
そのナイフは芝居中に使用されることはない。
そんな何かを醸し出しているように感じた」と言っていた。
SSって、すごい人かも。
写真:通販生活2022春号
●SSの感想
SSが小説『自由自在堂』を読み終えた。
「最後感動しました。芹沢くんカッコいい!」
なっ! いい本だろ?
読んでもらえて嬉しいぞ!
そうそう実はこの小説、芹沢くんが主役ね。
人知れず20代を突っ走った無名のアーティスト
彼のアートの軌跡をみんなに知ってもらいたい。
そんな本なのだ。
写真:サンタ、苦労っす
●ゴジラ
旅行記は香港・中国・韓国を書き終えた。
いやー、書いていて感じたが苦しい旅だったわ。
二十代はかなり病んでたね、ワシ。
さて次はアメリカだ!
写真:
昔、古道具屋で買ったオブジェ。雪の中、裸でゴルフって笑えるね。
ゴジラの親子。
●修理
2年ぐらい前から
引き戸の滑りが悪い。
木っ端を突っ込んでやっと直した。
悪いが普通だったのが直ったので、
何度も引き戸を滑らしては喜んでいる。
「ねぇ彼女、酒奢るよ」
「いらない」
「ねぇ彼女、結婚しよう」
「しない」
「ねぇ彼女、有名にしてやろう」
「なりたくない」
「ねぇ彼女、お金もちにしてあげるよ」
「いらない」
「ねぇ彼女、座禅しない?」
「うん、する!」
●座禅座布団
座禅用の座布団を買った。
なんか、嬉しい。
『日頃、外に向かって追い求める様々な価値観や思い計らいを
一切持ち込まず、ただひたすら座ることに徹すること。
雑念が生じてもそれを追い求めない。念を放つ』
はい、わかりました。
●尊敬
初雪掻きです。
顔洗いながらワクワクしている自分がいる。
オレ、雪って好きだっけ?
考えてみた。
近所の〇〇爺さんは最近一番尊敬する人だ。
爺さんはいつも外に出て何か仕事をしている。
自分の仕事だけでなく公園に花を植えたりもする。
自然と共に日々働くことを楽しんでいる。
僕が毎日外に出て雪掻きすることで
尊敬する爺さんに少しでも近づく。
そんな気がするのだ。
しかしSSに
「最近、顔が〇〇爺さんに似てきたね」
と言われても嬉しくない。
●仏陀
毎日座禅している。
とても面白い。
「泥棒の真似をしたら泥棒になる。
ならば座禅を真似したら仏陀になる」
このように禅僧が言っていた。
気づいたのは
半眼と調息が素晴らしい。
死ぬ前に身につけようと思う。
●昔の絵日記
昔のノートで思い出した。
下記が昔の絵日記のアドレスです。
見てください。
http://dm49.cside.jp/~s49273-1/moriwajin/enikki/diary.cgi?
●創造主
ネコのチョコを見て思う。
人間とかネコとかの名前をつけなかったら
チョコは猫とかでなく、普通にいい家族だ。
あそこの犬だって懐こい性格の友達だ。
動物も虫もまあいろんなタイプの奴がいる。
宇宙人だってそういう奴だし、
神様だってあーいう奴だ。
まあ何かが中心ではなく
それぞれしっかり自分を生きて
みんなでこの地球なり宇宙なりを創っている。
●昔のノート
旅行記を書いていて
昔のノートなどを引っ張り出した。
昔が蘇り、頭が痺れる。
動悸・息切れ
今朝は目眩と吐き気に襲われた。
ヤバいね。
過去ってなんだろう?
写真:二十代前半
エコーズのドラム今川勉と。
キース・ヘリングと。
2人とも今はこの世にいない。
●年輪
絵は木の年輪に色鉛筆で色を塗ったもの。
原みどりさんの廃材年輪作品だ。
2021年第77回現展に入選、国立新美術館で展示。
この年輪アート、好きだな。
作為がなく、ただ廃材の年輪に色を塗るだけ。
斧アートと通じるような気がする。
僕は割った木を燃やして部屋を暖かくする。
彼女は割れた木に色を塗り暖かくする。
彼女、実はミュージシャン!
8日、彼女からレコード盤とCDが届いた。
レコード盤って久しぶりに見た。
こんなデカかったんだ!
ジョン・レノンが目に浮かぶ。
暖かい水色と桃色の風に包まれるような気分。
聞いてみてください。
下記のshopから試聴できます。
https://haramidori.com
●斧アート
今の僕の生活に必要なのは薪である。
極寒の冬を温くしてくれるエネルギーである。
薪割りによって心身ともに強靭になる。
自然の中で生きている実感が持てる。
これをペリペリアートとして昇華する。
タイトル:「『分断』を分断する」
つまり『わ』である。
●帰国
旅行記。
インドからタイ、そして帰国。
さて帰国してからが大変だった。
日本人がほぼ灰色に見えて機械のようだった。
日本人なのに日本に馴染むまで半年ぐらいかかったかな。
ツアー旅行と違い、この旅は冒険が入っていたし
自分の根っこまでひっくり返され
植え替えられ覚醒したからね。
次は香港・中国一人旅です。
写真
展示会案内
場所:中国の北京
時:2021年 12/11~17
●悟り
昨日の夜、SSが僕の書いた『自由自在堂』を読み始めた。11年前に書き始めた原稿用紙600枚の本だ。小説のようにしているがそうでもない。彼女は頑なにこれを読むのを拒んでいた。この本の趣旨は『悟り』や『寂静』で心の見えざる本質だ。猫作りは自分の表面のことで仕事だ。その奥にある自己がこの本だ。自己は『自分』と言う「自らを分けたもの」ではない。自己とは山も海も空も宇宙も生命も時空全てだ。そこに私やあなたはいない。自由自在になればいい。
彼女は読んでいて、全然まだまだ出だしだが、文章が上手いとかすらすら読みやすいとか言葉面白いとか言ってくれている。まぁそれほどでもないと思うが嬉しい、ほんと読んでくれて感謝です。
今朝は気分良く目が覚め、今日は何日だっけ? と思い、あ〜、12月8日だ。そうか今日がお釈迦様が苦行を捨てて悟った日だ。自分が臘八の座禅をしていることを忘れていたわ。繋がったようだ。
この日にお釈迦様がお粥を食べたことにちなんで朝食はお粥にした。
SSは読むのが楽しみだってさ。『自由自在堂』を読む、それはお粥を食べるようなものだ。
雨が降っているが、天気はいい!
●エロ
今回の旅行記にはエロ話を書かないようにしている。
前の小説『自由自在堂』では、いい感じにエロ話を混ぜたが、エロと肉の向こうにあるそれを超えたところにある静けさを強調するための酒池肉林だったのだ(言い訳だけど)。でも自分では名作だと思っている。
次に書いた小説『ペリペリ』は、前半の小説が『自由自在堂』より前に書いた初期小説で、自分はちょいとバカだったのだ。そこであるったけのエロを書いてしまった、少し反省している。
で今回は旅行記、小説ではないのでエロは前の小説の百分の一もない。まぁ少しはHな話も出るが、本の触り程度。若い時と違って言いたいことが明確になったからだと思う。今のところいい本だ。
エロ関係の友人花男には悪いけれど、ワシはエロを卒業する!
●旅行記
ネパールから再びインドに入った。
カルカッタに着くまでに
一晩で蚊を400匹退治したり
列車のトイレに閉じ込められたりと
大変な思いをしたから
カルカッタは天国。
このままカルカッタに住んでもいいと思った。
そのまま何年も住んでいる日本人や外国人はいる。
パスポートを捨てるやつまでいるから凄い。
日本と違って選択肢が多い。
でもなぜ僕は日本に帰ったのか?
この問いに答えようと、四日ほどかかった。
写真:去年の冬、雪掻き助っ人分身の術、ワシは孫悟空か。