2015年6月30日火曜日

[5298] ラスタヘアー


夢を見た。
『僕は吊り橋を渡っている。右側がぼやけていてよくわからないので、左側の手摺に沿って歩いている。吊り橋の左側が妙に明るくなって、そこを白衣を着たラスタヘアーのお医者さんが歩いてこっちに向かっている。吊り橋から外れているのに下に落ちない。僕の前に現れタバコを二本呉れた。吸ったら頭の痛みが取れて気分爽快。目の前の左右が明るくなった』
 目が覚めて、これって頭皮の痛みを和らげようと自家脳内麻薬が出たのだろうと思った。
 とりあえず神経内科にいく。行ったら皮膚科に行けと言われた。前に行った事のある皮膚科の病院へ移動。そこにはノリの良さそうな呑んだら楽しそうな感じの女医さんが「疱疹が出ないとはっきり言えないので数日様子を見よう」と痛め止めをくれた。それ飲んだら爽快。
 もしかしてこの女医さんレゲエ好きかも。帰ってレゲエを聴いた。

2015年6月29日月曜日

[5297] 痛み

右側頭部が痛い。
 事の起こりは、一昨日サイン会一日めの中盤に急に頭皮にヒリヒリ痛を感じた。変な帽子のせいだろうと思っていた。ところがこめかみ辺りも同じように痛くなり広がってきた。きれいに右側だけ。もしかして右奥歯のせいかなと思った。この痛み、いつかどこかで経験したことがあるような‥‥、思い出した! 帯状疱疹と同じ痛みだ。ゲゲッ! 調べたら疱疹のない頭の神経痛があるような‥‥
 困ったもんだ。やはり乗り気のなかったバスに乗ってストレスを急に感じたのだろう。来月24日も今度は仙台アエルでサイン会やるんだけど、ヤバいね。帽子もかぶれないし、いつもの手ぬぐいもハチマキもできない。なんてこった! このままではこれからやってくる真夏に外を歩けない。頭皮に触れない日除けの帽子でも発明しなくっちゃ。
 今日は手ぬぐい被らず梅取りです。

2015年6月28日日曜日

[5296] 握手

サイン会二日目。ここのイベントは生の猫に触れられる猫カフェがメインで、お客さんは列を作って並ぶ。そんなタレント猫も大変なもんで見ず知らずの人々に抱かれたり撫でられたりで、中にはストレスが溜まってタレント辞めて普通の猫に戻りたい猫も出るだろう。会場半分が猫グッズ販売。で隅っこの方にオマケみたいに存在するワシのサインスペース。
 こんなワシめがけて、少ないけど来てくれるファンがいるから嬉しい。もう小説『自由自在堂』は読んだと言う御婦人が来て、あんな稀な奇書を読んだにも拘らず、テロジジィと指差すわけでもなく、変態ジジィめと蔑むわけでもなく、邪悪な存在よと怯えるわけでもなく、キラキラした目でワシを見、ワガジン3を手に持ち、ワシに握手してくれた。あ〜嬉しい。
 ってワシがワシの本を読んでくれた方々のファンみたいじゃん。いいんだけど。

2015年6月27日土曜日

[5295] サイン会

バスで仙台へ、小説『自由自在堂』のサイン会。
 実はワシはバスが苦手。子供時代、遠足はほとんどがバスで、見ず知らずの運転手にまだ何も知らない子供の自分の身を任せるわけだ。他人の意志によってコントロールされる。子供ながらもそんな不自由に抵抗してゲロを吐くという表現をする。自分でもこの表現は身体にくるのであんまり好きでない。今日は車にしようと思ったが自分の運転技術だって信用ならん。しょうがなくバス。ゲロは吐かなかったがやはり気分はあんまりよくない。
 サイン会、仙台にはずいぶん昔からのファンがいることに感動。それにこの写真、ワシらの世代では『上々颱風』のボーカルと言えば解るだろう。今は『 白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ』で活躍している。いい出会いでした。

2015年6月26日金曜日

[5294] 傷

右手中指の先を切った。小さいがかなり深い。
 最近は暑いので好きな赤ワインではなく、冷たい白ワインがいい。ところが白ワインなるものは美味いんだけど、ワシの舌と奥歯に甘すぎる、歯にしみるのだ。そこで試しに日本酒でも飲んでみようと源八酒屋さんおススメの日本酒を飲んだ。これが、驚いてしまうほどの美味さ! ここの源八酒屋さんからは自然派ワインという今まで飲んだことのない超美味いワインを教えられ、今度は日本酒の新境地だ。
 そうか! 白ワインがそれに気付いて嫉妬し、蓋でワシの指を切った。
「どうだ、私をふった罰よ。これで粘土いじりができまい。オホホホホ‥、ざまあみさらせ、チンカスが!」
 何のこれしき、中指を使わないで小さい作品をいじるのだ。
 ワシは負けないぞ! ってな作品です。

2015年6月25日木曜日

[5293] サイン

6月27日土曜1時〜6時、28日日曜1時〜5時。
 仙台の『さくら野百貨店』8F、『猫づくし展』にて、小説『自由自在堂』出版記念サイン会を致します。
 中学生の頃からだと思う。授業中これがいいとかこの形はよくないとか一人意味もなくハマって創作練習していたサインという自己表現。その後も陽の目を見ることもなく密かに続けられ、どんどん変化したり進化したり、数十年かけて今の形に作り上げられたその貴重なサインをたった3秒ほどでペペペッとします。
 よろしく。

2015年6月24日水曜日

[5292] 創造主

一人の人間の右手と左手が戦う楽しい馬鹿げた映像を見た。
しかしかなり感動してしまった。
 これを見て思う。
ワシらのこの社会は戦争が絶えない。まるでこの右手と左手の戦いのようだ。本人は一人なのだから右手が勝ってもよくないし、左手が勝ってもよくない。この社会や人類、全て、もし創造主がいるなら、どちらかを勝たせることは無いだろう。全ては同じ持ち主のものなんだから。どちらかが滅びたら、当の本体は不便だ。
 ワシの粘土だってけっこう右手が主だけど、左手の指がちょっと傷ついただけでも両手ともお手上げ、まったく何も創造できなくなるんだよ。
 自分がこの世を創造した創造主だと思って考えてみようよ。目の前にあるのは全て自分の身体の一部だよ。

2015年6月23日火曜日

[5291] 里山風庭

今年の池の金魚は諦めた。スイレンが盛んに葉を出し花芽も付けているので水換えは遠慮したい。メダカは元気だ。そこでメダカを増やして10匹のメダカの学校にしてみた。産まれたばかりの幼稚園魚も10匹以上はいるので、過疎化も免れた学校だ。
 池の中にはスイレンの他に水草がある。それから小さいタニシ、どこから来たんだろうミズスマシ、夜ゲロゲロうるさくして卵を産みつけたのだろう2ミリほどのオタマジャクシもいる。オタマは乱暴な肉食でメダカを食うこともあるがそんなに多くなさそうだから大丈夫だろう。ボウフラ食ってくれ。
 夜、風呂上がりに庭見ながら風を浴びていたら、池の上を一匹だけホタルが横切っていった。おおおお! 里山って感じだ。なんか次のヒントがありそうな……

2015年6月22日月曜日

[5290] ドストエフスキー

数日前、看板を描いているところへ、小説『自由自在堂』を読まれたダンディな紳士が尋ねてきた。
「あっさり読めるだろうと最初は普通に読み進んだ。けど途中からこれはとんでもない読み物に思った。真剣にじっくり読ませてもらいました。素晴らしい小説だった。これは事実とか事実でないとか無関係に現実であり真理だ。このように世界を全て語ろうとした小説家はドストエフスキーぐらいだ」
 どうした栄助? ではなく、ドスケベエロスキーでもなく、あのドストエフスキーだって! 紳士は大変な読書家だ。もしかして、ワシ、とんでもない本を書いてしまったのかも。出版するときのあのヤバい動悸はこれだったのかもしれない。
「小説あと10冊ください。知人にあげたい」
 嬉しいです紳士さん、応援ありがとう。
 心臓が強くなった気がします。
 皆さんもゆっくりじっくり読んでね。

2015年6月21日日曜日

[5289] 新看板

kito kito マルシェ 大きな木の下で『もりわじん書店』OPEN。
 ワシはここが好きだ。インドの風景やのんびり感に似ているのだ。ワシ、インドではこういう広場でバク転などの芸をやって、その日のホテル代やメシ代を稼いでいた過去を持つ。
 でも今日はどの天気予報見ても雨だというので、出店止めようかと思った。でも約束しちゃったし、出かける前に気合いを入れて「晴れ!」と反雨乞いをした。現場は見事に快晴で、市が終わった途端に大雨が来た。反雨乞い通じたのかな?
 ところで書店をやっていて思う。もし自分で作った物や絵、ワシのような本など売りたかったら、または発信したいなら店舗だろうと借りスペースだろうと青空市だろうと何だろうとOPENすればいい。その方がシンプルで真直ぐだ。苦労があるけど創造が働くよ。

2015年6月20日土曜日

[5288] スイレンと金魚

今朝、今年初めてのスイレンが咲いた。
 金魚だけど、一昨日から元気がなかったので、家の風呂桶に入れていた。今朝三匹とも復活することもなく死んだ。プカーッと浮きもせず、泳いでいてそのまま止まったかのように死んでいた。池のアクは抜き切れてなかったようだ。ただ残念で可哀想なことをしたと思う。
 池での金魚は人が来ても逃げもしないのでおっとりした性格なんだと思っていたが、買ってきた日から日に日に元気がなくなっていただけだった。もう少し早く気付いてやればよかった。
 これらの金魚とは何にも思い出がない。蜂の子とか芋虫とかいろんな美味いものを食わせてやりたかった。スイレンの花と金魚が一緒のところを写真に収めたかった。嫌になるほど可愛がってやりたかった。
 これで思う。海や川を放射能や何かで汚しちゃいけないな。金魚のように人間もジワジワ元気がなくなり、終には止まってしまうかもしれないよ。

2015年6月19日金曜日

[5287] 宝探し

ワシは若い頃、宝探しの冒険をしていたように思う。
 宝とは探し難いので見えない、『透明』に喩えることができる。
 透明と言えば眩しく輝く『ダイヤモンド』。社会の情勢に簡単に影響を受けてしまうような脆さがないのが『ダイヤモンド生活』だ。原発があろうがなかろうが、できる生活だ。だから原発などより価値があるだろう。
 また同じように透明なのが『水』。社会の情勢に捕われることなく形を変幻自在に変える『水生活』だ。この水がないと原発は成り立たないらしい。
 若い時だって、今だって、将来だって宝探しは面白い。
  photo design by hideaki onodera

2015年6月18日木曜日

[5286] バイブル

小説『自由自在堂』Amazonレビューから抜粋。
「買うつもりはなかった1冊。読んでみたら目からうろこ。あの時この本を買わなかったら、人生の33パーセントくらい損してた。芸術論・青春・エロス・コメディ・歴史・散文詩etc‥‥。この1冊にはたくさんの要素があって、どんな本かと問われると困ってしまう。豊かな感性と独特な視点で描き出される世界。美術とエロスをこよなく愛するひとりのナイスガイが徒然日記を書く中で、知らないうちにその答えが、あら、見つかったよ、という感じ。何回でも読み直したい。わたしのバイブルです」
 嬉しい言葉です。恐る恐る覚悟して少部数ながらも出版してほんと良かった。世の中、ちゃんと発信すればちゃんと受信してくれるんだと感じましたね。ってことで布教活動のため再び『もりわじん書店』6/21 OPEN 新庄市 Kitokito Marche よろしく。
 注:「ナイスガイ」の箇所は、レビューでは「おっさん」と間違えて書かれてましたので、直しておきました。

[5285] 性善説

「日本は性善説でアメリカ始め他所の国は性悪説なんだから日本も武装しないといけない」などという言葉を何度か聞いた。
 だからといって性悪説が正しいわけではない。性悪説の村と性善説の村の生き残り実験では性善説の村が生き残る結果が出た。それに世の中に性善説と性悪説があると言うなら、どちらか一方だけになるわけでなく男女のように両方必要なんだろう。ならば日本は性善説でいいと思う。そのおかげで他所にない独特の文化が築かれてきたんだからこのまま前に進めばいい。まあ性悪なヤツがたくさんいるってことがわかっただけでも得したもんだ。そんなヤツには気を付けることにしようぜ。

2015年6月16日火曜日

[5284] 余裕

毎朝、草むしりと薪割り。サクランボ畑やリンゴ畑の木だから節があるし、もう乾燥しているので割れ難く、最近は一日一時間の薪割りで汗だらだらヘトヘト、暖房2日分。
 薪が必要な冬が4ヶ月あるとすると120日。薪割り毎日で60日かかる。肉体は心地良いのだが、疲れで本職の粘土に影響が出るので、2日にいっぺんぐらいにすると120日‥‥あ〜、計算めんどくさい! つまり4ヶ月薪割って冬4ヶ月分の薪が手に入る。今からだと仕事もイベントもあるし、これだとワシのこれからの人生の主役は『薪』になってしまう。
 そこで今朝はチェンソーで薪を小さくカットし薪割りしやすくすることにした。これで余裕ができる筈だ。
 でその余裕で『うきうき四郎』を作ったけど、余裕でいい。チンコ隠したけど。

2015年6月15日月曜日

[5283] 必要な本

小説『自由自在堂』を読んだ人からメールからの抜粋。
「多分、この時代にとってある意味必要な本だと思う」
『必要な本』とまで言ってくれるなんて。
「何故、人は創作するのか? というシンプルでありながら深淵なテーマを作者なりに誠実に問いを求め続けるドキュメンタリーな作品だと思う」
 届いた感想はやや長い文章で、自分にとっては思いがけない視点で見てくれていた。
「300ページ弱の作品だけど作者が考えるよりも遥かに難解な作品であり読み終えるのにはかなり時間がかかった」
 何度も読んでくれたんだと思う。嬉しいし有り難い。
「この作品の事を考えると噴火直前の火口のようにガスやら水蒸気やら噴石やなんやかんやが沸々と湧き上がることは事実です」
 今の日本みたいだ。
 これからも後ろを振り返らず、もっと未知なる前に進める気がした。
 写真はツタで覆われたパーゴラのライト、山形県村山市の6月です。

2015年6月14日日曜日

[5282] 仙台四郎

早朝5時半から河川敷の草刈り。4時半には目が覚めた。なにせここの村の集まりは30分前にはもう集合し始っていたりする。ヘビがいるので長靴をはいて草刈り機を持って集合場所に出かける。爺婆達が「韓国料理屋が犬を放す、昨日噛みつかれた」「新住人は故郷納税しているからと草刈りしない」などのうわさ話をしていた。さてと草刈りだ。中盤、草刈りしているところをタヌキが横切った。爺婆達が子供のように追い掛けて喜んでいた。
 草刈りが終わってアトリエに戻る。昨日粘土いじりした仙台四郎猫を見る。そういえば昨晩はこれのチンコの角度で一時間ぐらい悩んだ。どの角度が可愛いか、上向きはちょいと、下向きは情けないし、大きさ長さ、仙台四郎だからな‥‥
 爺婆達がワシのこの仕事風景を見たら、なんて思うのだろう? ふふふ

2015年6月13日土曜日

[5281] 軍隊


キナ臭い世の中になってきたな。
戦争で死にたくはない。
他人を殺したくもない。
でも、家に強盗が入ったら、どうする? 戦うだろう。
だから武装して仲間と一緒に戦うのだ。
 ちょいと考えてみた。
家は父ちゃんと母ちゃんが子供らを必死で守ってくれる。
ところが国には責任を取るような父ちゃんも母ちゃんもいない。
国を守ってくれる軍隊だけど、軍隊は父ちゃんでも母ちゃんでもなく、若者や子供だ。
人の親なら自分の子供を殺されたくないし、殺人者にもしたくない。 
 つまりこれは個人の思いや感情を、無理矢理、国家にすり替えているのでは‥‥
国家は人間ではない。
国家に親子愛も夫婦愛も悲惨も死もわからない。
わかるのは数字ぐらいだ。
同じ土俵上で考えてはダメだと思うな。

2015年6月12日金曜日

[5280] 時間

「年を取ると時間の経つのが早い」などとよく聞く。
 ところが最近のワシは反対だ。池改造をやってスイレンを植えた。スイレンの葉が見る見るうちに増えるわけでなく、ちょっとずつ伸びては次の葉が出てくるだけだから、昨日と今日でそれほどの変化はない。時間の経つのが遅いなぁと思う。
 テレビとか見てると、この番組は週一ではなく三日にいっぺんやっているのではないだろうかと思うぐらいくるのが早い。
 なるほど。
 時間が決められた家畜のエサタイムのようなテレビ番組など見ないで、スイレンなどを育て見ていれば時間は実にのんびりなんだという真実を発見する。

2015年6月11日木曜日

[5279] 卵

ワシは毎日一点粘土をいじらないと落ち着かない。
そうか! 
ワシは酉年だから、一日一個産むんだ。

美しい自然(庭)
放し飼い(自由)
育った鶏(ワシ)
生んだ卵(作品)
食う(手に取る)
美味い(上手い)
わけだ!

てことで。

2015年6月10日水曜日

[5278] 観音様

『自由自在堂』を読んだ女性(5人の子持ち)から。
「経験や感じたことを人の言葉を借りずにご自分の言葉で語っている。だから、読んでいて気持ちがいいし、強いなーと感じました」
 ガハハ、褒められちゃったよ。
 ワシの卑猥言語や毒舌から目を背けず「自分の言葉」と優しく抱えてくれるお言葉だ。もしかしてワシは規則やルール、やっちゃいけないことばかりのそんながんじがらめの頑固男社会で、このような器の大きなお母さんに巡り会いたかったのかも。ほんとに清々しい自由を与えてくれるのはこういう大きなお母さんかもしれないね。
 観音様が女性のイメージで表されるのはこういう理由なのかもしれない。
 オラ悟空だ。

2015年6月9日火曜日

[5277] 浮浪者

今日は雨降り。
 家の中からジッと雨で溢れる池や濡れるデッキを見る。よくみるとビニールで覆っているのにテーブルが濡れている。ビニールに穴が開いているのだろう。
 このビニールは神奈川にいる頃、いつも庭にいるのが好きなので、冬でもいられるように、デッキ床に段ボールを敷き詰め、屋根をテントと段ボールで覆い、周りは今回のこのビニールで壁代わりにしていた。中にストーブを入れてのんびりしていたのだ。騒ぐと声がビニールに反響してうるさいのが欠点だったけど、いい感じで、友人は「家があるのになぜわざわざ浮浪者みたいなことするのだろう」と不思議がっていたが、「居心地がいい」と納得していた。懐かしいビニールです。晴れた時にでも穴を探して直そうと思う。
 写真は昔の神奈川の夏の庭デッキ。冬の写真が見つからなかった。

2015年6月8日月曜日

[5276] 得

今日は壊れた130㎝六角形ガラス天板付きガーデンテーブルを大工する。
これを買おうとすると数万円はするから、数万円得したことになる。
昨日は近所から貰った木の薪割りで冬の二日分の暖房費が得した。
体力と筋肉がついたので得した。
昼前に近所のおじさんから団子とサクランボを貰って食物が得した。
畑からはズッキーニ・ラディッシュ・パクチ・ルッコラが採れたので買わずに得した。
午後は招き猫のいいのができたので得した。
いつか売れるから後でも得するだろう。
今日は一日中得していた。
明日も得しようと思う。

2015年6月7日日曜日

[5275] ネムノキ

たまっていた薪割り。写真はクサビを打ち込んでいるところ。乾燥しているので大変だけど、クサビ二本あれば割れない木はない。
 この場所はちょうどネムノキ(写真の真ん中)があるので木陰になる。木陰が欲しかったらネムノキを植えろと言われるくらいネムノキはどんどん開いて育つ。CM「この木なんの木気になる木」のあれも仲間。名前がネムノキだし、可愛いピンクの扇のような花を咲かせるので、か弱い眠り姫のような木かと思えば、まったく違う。種が飛んで砂利だろうが粘土層だろうが、構わずそこらじゅうに新しい芽を出す。それでいて根が深いのでなかなか引っこ抜けない強情な女なのだ、陰があるし。
 一時間で二日分の薪ができました。写真左テーブルにイゴ毛繕い。

2015年6月6日土曜日

[5274] 真下慶治記念美術館

この間知り合った女性アーティストが展示会をしているという。
晴れたので昼から行ってみる。
うちから、頑張れば歩いてゆけるほどすぐ近くの美術館。
歩かないけど。
なかなか素晴らしい建築。
ここからの最上川の景色が抜群。
この景色を見ながらのコーヒーがいいのだ。
最上川の船下りが来たので、ちょいと掴んでみました。

『真下慶治記念美術館』
http://www.massimo-k.org/p_murayama/

2015年6月5日金曜日

[5273] ポスト自分

アトリエで制作中、外からガラスを叩いた知人。ワシの製作中は手術中のドクターと同じ精神構造だ。ささいなミスで何もかもがお終いだ。まあ今度から叩くな、玄関から来い。
「親しき仲にも礼儀ありだよ」と言って、ふと気付いた。これって礼儀作法の話ではなく、開かれた関係性のことだ。ガラスを叩くことが開かれていることではない。この場合、それは甘えだ。
 夫婦・親子・家族・友人・組織・地域などの仲間意識の中で甘え、なつき、頼りが過ぎると精神が閉じて自己中になる。親や友人から自立できない我が儘なガキみたい。それではほんとの意味での自立や心の解放、自由自在を見失ってしまう。固定や中心ではなく脱中心やポスト化が必要だ。
 ポスト夫婦・ポスト親子・ポスト家族・ポスト友人・ポスト組織・ポスト地域・ポスト国‥‥ポスト仕事・ポスト自分。
 郵便箱じゃないよ。

2015年6月4日木曜日

[5272] 泥と蓮

金魚は大丈夫みたい。
スイレンの葉もたくさん出てきてます。
 池を見てて思う。
スイレンやハスは汚い泥の中から美しい花を咲かせることから『泥中の蓮』と言われ、汚れた環境の中にいても、それに染まらず清く正しく生きるさまに喩えられる。
 まあ自分を振り返ってこれに似せて考えるなら、小説『自由自在堂』が泥で、猫作品がハスみたいなもんだろうね。泥時代はドロドロの泥しかなく、泥の中で喘いでいただけで、まさか他人様を癒せる猫作品を作れるなど思いもしなかった。
 ハスは美しい、しかし泥があってのハスです。
 今回、小説としてだけど泥をちゃんと描き切ってよかったと思っている。

2015年6月3日水曜日

[5271] 耳掃除

今日は猫の耳掃除。
家猫の耳、つまり煙突です。
4年ぶりだし、今期の冬は薪が薪棚から溢れる程いっぱいあったので、惜しみもなく燃やしてぬくぬくしていた。
かなり煤も溜まって耳が塞がれた状態だ。
家猫の中のワシらまで呼んでも聞こえない年寄りのようになってしまう。
そこでプロを頼んでの耳掃除。
なんと煙突だけでなく薪ストーブも新品同様になったので驚き。
ワシらも若返った気分です。

2015年6月2日火曜日

[5270] 金魚

池のメダカはぴんぴんしている。
なんとなく池のアクは無いような気がする。
さてと次は本番の金魚だ。
町まで買いに出かける。
アクがあるかどうか生命力の強いワキンで試そうと思ったが、ワキンで大丈夫でも次の軟弱そうな珍しいのでダメだったら、ワキンで試した意味がない。
やはり変なのが好きだ。
スイホウガンとか飼いたいが、とりあえず変な模様のオランダシシガシラを3匹購入。
 明日の朝、プカーッとならないでくれよ!

2015年6月1日月曜日

[5269] 実用書

小説『自由自在堂』;Amazonレビューから抜粋。
「この作品は、著者がアーティストを目指す若者であった頃の愉快な半自伝であると共に、仏教や禅をベースにした現在の彼の思想の集大成といった側面もある。かつての友人達に対する描写や洞察を通して語られる、生々しい葛藤や思考の痕跡。そこから得られた教訓や悟りにも似た境地を語るには、あまりにも高尚な彼の人徳が生む照れ隠しの卑猥なエピソードやユーモアの数々。曼陀羅のようなハイパー4次元実用書でもある。必読!」
『実用書』っていいね。人の内部には経済や政治や科学やアートなど全てがある。頭のてっぺんが開けば自由自在で、ここに位置するのがアートだ。ここが頑なに閉じたままだとその下の頭は屁理屈だらけ、その下の口はウソ偽り、心は胸くそ悪い偽善者、腹はカネカネと腹黒く、下半身は淫らでいっぱい。それが頭に繋がり、精神をぐるぐる回り腐敗する。この本はそんな風にならないためのみんなの頭のてっぺんを開きデドックス。明るい日常生活に役立つ実用書ってことですな。2度読んでね。
 写真は増刷の打ち合わせ。