●気絶
今朝の坐禅。
まるで気絶していたような。
そう言えば、昔、痔の手術後、
うんこしたら、あ”っ!
気づいたら気絶していた。
ふと思ったのが『幽体離脱』。
あれって『幽体離脱』じゃないね。
言葉ってのは代名詞みたいなものだ。
人は代名詞に囚われる。
本物はそれからの離脱にある。
●気絶
今朝の坐禅。
まるで気絶していたような。
そう言えば、昔、痔の手術後、
うんこしたら、あ”っ!
気づいたら気絶していた。
ふと思ったのが『幽体離脱』。
あれって『幽体離脱』じゃないね。
言葉ってのは代名詞みたいなものだ。
人は代名詞に囚われる。
本物はそれからの離脱にある。
●掃除機
床は石やコンクリートなので、掃除機の底がすぐ削れる。
そこでシュロ縄で縛って少し底を浮かしていた。
ところがシュロ縄も他のロープも数日しか保たない。
ルンバでも買おうと思ったが、これもそこが削れてしまうらしい。
ルンバに乗る猫が見たかったのに。
今回、手で曲げられないような丈夫な針金にした。
これでどうだ!
●まぁーそんなもんだ
坐禅の後に顔を上げ
壁にかけてある絵を見た。
これイケるなと思い、
そうだ!
これで一攫千金当てようと企み、
ニコニコしながら温泉行った。
熱い湯に入ったら
その思い込みアホらしくなって
汗とともに流れた。
まぁーそんなもんだ。
『人間万事塞翁が馬』
英語では
『 Don't Worry Be Happy』by ボビー・マクファーリン
いい歌だ。
●ルンバカ
経行は呼吸を吸って半歩、吐いて半歩ゆっくり進む。
薄暗がりのアトリエと倉庫を
テーブルなどを避けながら摺り足20分。
足にモップでもつければオレルンバ。
ちなみにルンバはものを避ける行為から生まれた。
ゴミを避けたら偶然ゴミが集まったのだ。
世の中には思い込みとは逆の仕組みがあるんだと思う。
僕のペリペリ画法はゴミを取ろうとして生まれた。
やっぱオレルンバカも、ルンルンバカバカ…
●経行
早朝坐禅の後の『経行』(きんひん)。
これはとてもゆっくり歩くこと。
歩く坐禅ですね。
うっすら明け方の薄暗いアトリエ、
これが実に清々しい。
15分ほどそよ風のように歩き回る。
そのまま外に出たら
徘徊するボケ老人の域だね。
●雪
ゲッ、雪。
もう庭は春に衣替えして、
椅子・テーブルが出ている。
家の雪囲いも外した。
なのに結構な雪、20センチ。
先週、薪を運ぶのに
車のタイヤを交換しようとしたが、
しなくて良かったわ。
今年三度目の除雪機を起動。
●むさぼらない
『わからんⅩ』の「バカだ。足りない。貧しい。腹へった。これらが最高の安心」ってのはむさぼらないことを意味している。
人はなんでも他人と比べて同じになるか上になろうとする。これがむさぼりだ。他と比べること自体が自分がないということに気づけない。比べて生きてたら、いつだって他人が目的になってしまい、自分を見失う。それが不安でその不安を補うためのむさぼりにはキリがない。むさぼることが自分だと錯覚、どんどん自分を見失い、人間から遠ざかり変身、カフカの小説『変身』、虫けらに成り下がる。虫はむさぼり国のトップになり虫同士が戦争をする。虫は殺虫剤を開発するが、撒けばみんな巻き添えだ。
●わからんⅩ
わからんというのは
世間体で言えばバカだ。
足りない。
貧しい。
腹へった。
これら最高の安心なのに
わかるはこれがわからん。
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*「わからん」10編。
最後がⅩってのがいいですね。
Ⅹは数学ではわからん答えを表す。
TwitterもⅩになったのは
つぶやいても何もわからんからだろう。
最後はわからん、ならば最初もわからん。
わかるで始まらん終わらん。
ランランラン
●わからんⅧ
絵は一点描いたら
わかるになり
慣れるとつまらない。
だから自分の中では
いつもちょっとだけ
わからんことをする。
そうするといつの間にか
からだがわからんをわかる。
これは描かなければ
わからん。
●わからんⅦ
●わからんⅥ
思い出した父親の言葉Ⅱ
知ったようなこと言っている僕に
「頭でっかちだと走っていて頭からつんのめるぞ」
確かに世間では知に捉われつんのめってる者は多い。
庭のカエデの木の上に鳥の巣がある。
あそこで生まれた雛は空のことやこの村の餌場とか
わかってから飛び立つのではない。
とにかく飛び立つ、身体がわかっている。
怯えて飛べないものが知識や餌を蓄えるが
それで怯えが治まるわけではない。
その理由がわからん。
飛べばわかるのに。
*ちなみに父親は88歳の時
「もう一旗揚げるぞ」と言っていた。
死ぬまで飛び続けた人だ。
でももう一旗揚げてたら老害だったかも。
●わからんⅤ
今日は暖かい、庭を春に衣替え。
人は初心を忘れている。
これがわからん正体だ。
初心を思い出せないから
知識を蓄積して
わかろうとしている。
それは初心ではなく
反対の終心=執心だ。
初心は基本で簡単、
朝のおはようやありがとうだ。
危うさや未熟さを楽しむことだ。
嘘や泥棒や殺人が執心だ。
戦争だね。
答えはわかる先にあるのではなく、
初めにある。
●わからんⅣ
もちやかた女将から胡桃の殻をもらった。
燃えっぷりがすごい。
胡桃のキレイな割り方を教わったが、
すっかり忘れた。
AIは忘れない。
わからんをわかろうとする
すごく利口な奴だ。
人間もわからんをわかろうとする。
しかし人間は忘れる。
または無になれる。
AIが無になったらガラクタだ。
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*音楽猫作品は14日からの
丸善丸の内本店4階ギャラリーに出品します。
よろしく。
●わからんⅢ
雪、キレイ!
夕方には溶けてまた春さ。
『和を以て貴しとなす』という聖徳太子の言葉。
これに対してわかる(和狩)欧米二元知能は同調で個性がないとか主張する。
その主張で誰かと和気藹々になりたいというパラドックスに気づいてない。
わかるものはわからん。
わからんものがわかっている。