●糠油(ぬかあぶら)
僕は若い頃、皮膚が弱く顔や手に水泡ができ破れてボロボロだった。その頃の民間療法に糠油(ぬかあぶら)があって自分で作って毎日塗った。そしてぐちゅぐちゅ皮膚を完治した。
今、作り方をネットで調べたけど、ないね。糠油などは過去にもなかったような、もはや誰も作り方を知らないものになっているのかもしれない。少し驚き、やや虚しい。
水泡肌は治るかもしれないのでとりあえず作り方を載せておくね。気になる方はどうぞ。
1:味噌汁のお椀に新聞に付いてくる広告の紙を被せる。
2:この上にこんもりとおにぎり1個分ぐらいの糠を乗せるんだけど、糠がお椀に落ちないように紙の周りをセロテープで三箇所ほど留めるといいね。
3:このこんもりの糠の上に3立方センチぐらいの火種になった炭を乗せる。でかいお灸みたいなもんだね。糠が少しずつ焦げてくる。少しだけどもちろん煙が出るよ。
4:糠が8割ぐらい焦げたら、炭を取り除き、焦げた糠も取り除き、お椀の紙を取り外す。
5:お椀の底に琥珀色の油がほんの少し溜まっている。これが糠油。