2012年11月30日金曜日

[3956] ぬいぐるみ

最近、僕はぬいぐるみが好きなようだ。ピニャモが目に入ったのでぬいぐるみでキックをしてみた。意外と楽しい。どうしたんだろう?。こんなもの好きでいじるような男は乙女チック、女々しい、女の腐ったヤツだと言われても仕方ない。こうやって言葉を並べると女をバカにしたような言葉ばかりだな。なるほど、もしかしたら僕はこんな男社会にうんざりして、乙女にでもなりたいのだろうか。僕の歳になったら次のステップは老人だ。その男老人たちは政治家などになって男の最後のあがきばかりで潔くない。情けない、カッコ悪い。
 そうだ、将来はカッコいい新乙女にでもなろう。


2012年11月29日木曜日

[3955] アカギレ


アトリエにいる亀吉は自分のねぐらが嫌いなのか飛び出て、直接床暖房で暖まって冬眠をする。エサも食わずに数ヶ月冬眠するのは経済的にいいのだが、肌が乾燥してアカギレのようにひび割れ血を出す。そこでたまに洗面器に反対に入れ、ぬるま湯に浸す。これだと冬眠から目が覚め腹が減る。あんまり良くない。そこで無理矢理ねぐらに入れフタをする。静かなのでふた開けてソーッと眺めてみたら、ねぐらの水飲み皿に入っていた。風呂でも入っている気分なのだろうか。

2012年11月28日水曜日

[3954] 雪囲い

家の雪囲いを助っ人と一緒にやる。途中ソッペ板の切る寸法を間違えてヤバいことになるとこだった。そんなことがあるだろうと、仕事半ばで、もしかして間違ってないかな? と自分を疑ってみる。他人を疑うのは完璧だけど、自分を疑うのに慣れてない。しかししょっちゅうあるボケの対策として、自分を他人のように疑い確認することを多少なりとも身に付けてきた。上手いこと大失敗は回避したというわけだ。ほら、なかなかいい感じにできたでしょ。

2012年11月27日火曜日

[3953] 初雪

今日のタイトルを『初雪』とします。風が強く、雪が降って来たと思ったら、あっという間に積もった。庭に出ているものを片付け、小屋の中のもう使わない畑道具などを半地下にしまい、代わりに雪掻きダンプやソリなどを出す。南の木々に雪囲いをし、雪防御壁などを作る。寒さが厳しいにも関わらず、楽しくトントン拍子に冬支度は進んだ。
 たぶんガラッと風景が変わったことで、新しい絵ができたような気分になったのだろうね。

2012年11月26日月曜日

[3952] 苔玉盆栽


最近、読みたい本がテーブルの上に溜まっているし、作りたい粘土作品も頭の中に溜まっているし、依頼を受けた作品リストも作業台の上に溜まっているし、やるべき冬支度も寒くなって来た庭に溜まっている。
 こんな日は苔玉盆栽でも作って自分をあっちの方へ飛ばして落ち着かせる。この間散歩した時、いろんないい苔を発見していたのだ。できた皿に自分の家猫作品を乗っけてみた。
ん〜、無い方がいいな。

2012年11月25日日曜日

[3951] usaginingen


usaginingenというベルリンで活躍しているユニットのライブに行く。昨日の『むがさり』をやった古民家でのライブだ。面白い! nekoningenだけど感動してしまった。何が感動かと言うと、まずはこのウサギニンゲンの二人が人間としていい、……ウサギとしてはどうか知らんが。それからライブだがライブというよりアート、詩的で、流れる時間が自然、佇まいが良い。何か瞑想しているようで心地良いのだ。たぶん誰もが瞑想している空気に浸り、新鮮なアイデアが天から降りたと思う。

2012年11月24日土曜日

[3950] むがさり


この地方では結婚式を『むがさり』と言う。今日はちらほらみぞれのような雪降る中、むがさりがあった。この二人はなんと僕が取り持ったカップルらしいのだ。男性は僕んちの庭のパーゴラを作ってくれた若者、女性は群馬からやって来たガールズ農場にいた子。二人は「村で二人で農業やる!」と山に叫んだ。そしたら山から「ほらこれやる」と大きな熊のような山の神爺ぃがやってきた。二人は大きな古民家と広い農場と明るい未来を手に入れてしまった。めでたしめでたし。

2012年11月23日金曜日

[3949] 慈悲心

家の雪囲いのための大工仕事。この仕事をやらなきゃいけないと想像すると「あ〜面倒だ、誰かにやってもらおう、そのためには金で雇わねば、だから金儲けでもしなければ」と逃げることばかり考えるのだが、数度の経験上言えることだが、やはり思った通り楽しく、誰かにやらせてたまるかと感じてしまう。
 ところで中央の政治家たちだが、弱いものいじめばっかりしている千年前の小国の戦国武将のバカ息子みたいな連中に見えないか? 
「おいバカ息子たちよ! ブッダのように『慈悲心』のある弱者のために知恵を絞る勇気ある働き者に心を入れ替えなさい!」

2012年11月22日木曜日

[3948] 家族

キセル猫の設置も無事終了したので、今日は気分爽快。
吉兆招福亭にはおじいちゃん猫とおばあちゃん猫とまご猫のストラップが、並んでいた。この家族、おじいちゃんとおばあちゃんと孫の三人家族。お父さんとお母さんはどうしたんだろう? 愛人宅でキセル吸っているのは、もしかしてお父さんだったりして。では、お母さんは?
 名古屋でコーチンラーメン食って、新幹線。あとはぐっすり寝て山形着いたら、なんと雪! な〜んてことは無かったけど、やはり山形は寒いっすね。

2012年11月21日水曜日

[3947] キセル

やっとこさ完成した我ながら名品を納品。
 「キセルを持ついなせなオス猫に、刻み煙草を詰めてあげようと手を差し出す艶っぽい愛人かもしれないメス猫に、わざと憎らしげに顎を出し片目で目配せしているオス猫に、いつまでも愛人でもいいのよと少し冷めている振りしながらも左手で自分の左足首をいじらしく揉むメス猫に、……」がいる風景のキセルを吸わせてくれる粋なつぼやの軒先です。
(ところ:伊勢おかげ横町内)

2012年11月20日火曜日

[3946] お出かけ

出かける。
途中見えた山だけど、きれい。
どこだ?

目的地について、ホテルの風呂入って、外へ飯を食いに。
何料理だ?

飛行機に乗って、他所の国に行ったみたいな写真でしょう。

なんてね、別にどうでもいいんだけど。

2012年11月19日月曜日

[3945] 青梅宿アートフェス

『青梅宿アートフェステバル』、さ〜、今週の土日、もうすぐ始ります。僕は写真のような作品の他に赤塚キャラをたくさん赤塚不二夫会館に展示します。メインは常設の赤塚さんが飼っていた菊千代という猫の神様です。
それから秘密裏に赤塚不二夫会館の隣にある昭和レトロ商品博物館という所に『アートム&ジェリーboy』という名品も展示します。是非ご覧あれ。
 作品制作秘話も読んでくだされ。

2012年11月18日日曜日

[3944] 用水路

今朝は防火や融雪のための用水路掃除である。朝6時半頃目が覚めてしまい、8時集合に遅れまいと思い込んだら、もう眠れない。田んぼの中にある一キロ弱もある距離の用水路にスコップ持って出かける。くらくらする頭で、自分はもうこれだけでしんどい軟弱者だと思った。
 数メートル掃除していて、溝に落ちてしまった。下半身ビショビショ。長靴チャッポンチャッポン鳴らし、家への帰り道、なんと自分は役立たずなのだろうと思った。
 再び戻り一生懸命汗かいてやるが、途中で心臓バクバクして吐きそうになり一人黙って退却。冗談抜きで本当に役立たずであると実感してしまった。
 家帰って着替えていたら、椅子の下に仲間がいた。

2012年11月17日土曜日

[3943] 階段棚

今日も隙を見て冬支度です。外に出してあった廃校になった小学校の体育館などにある階段を家の中に入れて、その上に外の植物を飾る。
 あいも変わらず何をどこにやったか解らない。鉢を載せる水受けの皿が見当たらないのだ。探すのに時間がかかり、計画通りに物事が運ばない。でも大丈夫。それを見込んでの計画だし、見つかった時、思いもよらなかった淡い感動を得ることになるもの。
 冬支度はちょっとずつですけど進んでいます。

2012年11月16日金曜日

[3942] 歎異抄

庭の木々を雪囲い。とりあえず半分を終え、温泉へ。受け付けでチケットを渡して靴を脱いでいたら、受け付けのおばちゃんがチケット二枚だったと一枚返してくれた。僕はすごく嬉しく幸せな気分になった。感謝してしまった。この時、脳裏を『歎異抄』が過った。歎異とは「異なることを歎く」という意味で、「善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」なる悪人正機説が書かれている。意味は「善人が天国行ける、だったら悪人が行けないはずはない」などと言う普通の考えの真逆。
 ワシという悪人が幸せ気分に浸った瞬間だった。

2012年11月15日木曜日

[3941] 結露

僕がデザインしたこの家猫は結露が無い。窓ガラスはペアグラスで中にアルゴンガスなるものが入っている。結露が無い一番の理由はアルミ枠を木で覆っているからだと思う。
ところが唯一結露する所がある。それが写真の猫の顔の目や鼻や耳、それからアトリエの方の招いている手。これらもペアグラスにしているのだが、アルミ枠が出ているせいで、そこに水滴が付く。しょうがないので冬はシリカゲルやタオルなどを置き、たまに拭いたりする。この大きな猫の涙や鼻水を拭いているのようなものだ。まったく世話が焼ける大猫ですね。

2012年11月14日水曜日

[3940] 大根


茶箪笥の中のハズミ猫がいないなと思って、ふと外見たら、SSが寒い中、畑の前にちょこんとしょんぼりポーズで何かやっている。なんとハズミ猫に小さいはつか大根を持たせてママゴトしている。まるで本物のでかい大根を持っているようで可愛い。この写真貰った! 
真似してアシュラ猫に大根を持たせてみた。
ん〜、アシュラは大根役者かも。

2012年11月13日火曜日

[3939] 忘却

庭での食事もお茶も寒くて無理。こんなにクローバーが青々しているのに、もうすぐ初雪が降るのだ。冬支度の始まりです。まずは庭に出しっぱなしの椅子やテーブルなどを片付けてしまう。小屋や屋根のある外の作業場所には雪掻き用の道具をいろいろ出さなければならないので、どこか見えない所に仕舞うしかない。毎年思うのだが、去年はどれをどこに片付けたのか覚えていない。思い出すのに暫くボーッと川など眺める。今日は水がきれいだ。向こうの山の紅葉が美しい。すると今から何をするところだったかも忘れてしまう。

2012年11月12日月曜日

[3938] 紅葉


昨夜は社長らしからぬシャチョさん、面倒くさいくらい語るドクター、酌上手なデザイナーさんらと飲んだ飲んだ、飲まれて飲んだ。二時まで飲んで、四時に目が覚めて、うんこばっかりして、昨夜の話しの消化不良の部分を思い出し、考え事したら眠れなくなって、部屋風呂入ったら酔いが回って気持ち悪くなり、旅館のおいしい朝食抜き。あ〜気持ち悪い、吐きそう。大石田の千本団子土産に持たせて、解散。運転しているうちにやや回復、オオオ〜、紅葉きれい! 
写真は泊まった旅館じゃないけど美しい夜の銀山温泉。

[3937] 社長


東京に住んでいた頃、よく飲んだ同い年のお姉ちゃんが友達二人(医者とデザイナーだって)を連れてやって来た。家や作品を見せてもらうので僕とSSを銀山温泉に一泊招待したいと言う。とんでもない見上げたヤツだ。彼女は社長をやっているので、どんな会社なのか『mahna mahna』をネットで調べてみた。なんと東京に6店舗、大阪に一店舗、ソウルに一店舗、そして今度ニューヨークにお店を出すというのだ。すげえ女になっていた。
シャッチョさん、あんがとね、『mahna mahna』WEBのMovie、なかなかカッコいいっすよ。写真はシャッチョさんと銀山温泉の寝湯付きお部屋の寝湯、良い眺めでした。

2012年11月10日土曜日

[3936] ヘビ

ピーピー、ピーピー、ピーピーと鳴いているように見えると人は言うけど、来年の干支のヘビで鳴きません。とぐろ猫はニャロニャロと鳴きます。その隣に殴られ目に青タンがあるヘビがいます。ヤツはトボケてますけど、さっきまで泣いていたかもしれません。
なんのこっちゃ。
来週末17日から来年1/16まで瀬戸の『スペース29』にて、その後、年末12/31から来年1/13まで東京は『立川グランディオ』にて。おおぉ! そうか、もうすぐ年末なんだ。

2012年11月9日金曜日

[3935] キクイムシ


薪ストーブの前に置いて足乗せにしている木の株がある。二年前に薪として貰ってきたものだが、夏は植木鉢を置いたり、冬は足乗せにできるのでそのまま割らないでおいた。中に虫がいるようで、薪ストーブの暖かさで活動するのか、この時期、写真のようにときどき木の粉が落ちている。穴をボンドで塞いだり、中の虫を発見しては取り除く。
 ところでコイツらは二年もの間ここにいるけど、放っとけば何年でも、大人にならずにうねうねと道を作り続け、巨大化するつもりなのだろうか? 蚕だってあっという間に大人になるというのに。

2012年11月8日木曜日

[3934] 日本一周

今年4月に50ccのバイクで日本一周に出かけ、200日以上、最近山形に帰ってきた若者が父親とやってきた。若者と言っても30少し過ぎで、見た目は日焼けした野獣のような汚いヤツではなく、小太りで引き籠りのオタクのような清潔な顔だ。人は見かけによらないものだと思った。
来週ぐらいには自転車で沖縄に出かけ、ずっと住むつもりらしい。少し太っているので、自転車はきついだろうと思ったが、本人はバイクの旅で沖縄に惚れ、もっと安上がりで過酷な自転車に挑戦したいんだってさ。まあ、とりあえず「超えて行け!」だな。

[3933] ドクターヘリ

天気がよいし春のように暖かいので庭に出て本を読んでいたら、町内放送で、いや村内放送で「毒……減り……危険……強風……」ととぎれとぎれに只事でないような言葉が聞こえる。竜巻でも来るんだろうかと空を見上げるが、青空で風もない。何だろう?
近所にドクターヘリが着陸するとの事らしい。自転車で眺めに行く。
昔、冗談で東京から福島の磐梯山までヘリに乗せられた事あるが、中はうるさいし、パイロットが磐梯山をグルグル回転するものだから、気持ち悪くなってあまり良い思い出でない。なるべくこんなドクターの世話にならないようにしたいものだ。

2012年11月6日火曜日

[3932] 少し

最近かなりいい作品を作っていて、フッフッフッフッ、薄笑いが絶えない。風呂に行く。筋肉ムキムキのブルース・リーのような身体のじいちゃんに見とれてしまった。服着るとただのジジィってのがすごい。自分の身体を鏡で見て思う。少し締まっている、少し若い、少し年寄り、少し覇気あり、少したるんでいる、少し可愛げあり、少しシワあり、少しボケあり、少し変、少しかなりのもん、少しアホ、少し大天才、少し知的、少しひねくれもん、少し頭髪あり、少し笑える、少しカッコいいぞ、少し面倒、少しもうどうでもいいや。
家帰ったら外に女性が? スッチーだってさ、いわゆるスッチュワーです、いわゆるキャビンあて。

2012年11月5日月曜日

[3931] 修理

外の池の淵に置いていたカエルの置物。左前足が錆びて折れた。ドリルで穴を開けて針金で繋ごうとしたら、かなり大きく錆びたようで、穴など開かずにポロポロ金属が落ちる。錆をすべて落としたら足が短かくなった。そこで折れたところに二種混合ボンドを染み込ませた布を巻きつけ、その上からまたボンドを塗って固める。固まった上から絵の具で周りと同じような色合いに塗る。
思った以上にうまくできてしまったので満足じゃ。
手首から肘まで布が巻いてあります。どう、なかなかなもんでしょ?

2012年11月4日日曜日

[3930] キジ


隣の公園にキジがいた。写真を撮ろうとしたら気付かれ逃げられた。追いかけて、他所の畑に入ったのを遠くから撮る。気付かれてないので、ソーッと近づくが、見失ってしまった。もしかして飛んだのだろうかと空を見てもいない。暫く探したが、諦めて帰ろうとしたら、バタバタと足下1メートル先の草むらから飛び立った。目の前だったのか、残念。最上川を滑空するキジを見ながら『キジも鳴かずば』を思い出した。唯一持っている昔話の本だ。
 猫も道路にさえ出なければ……

2012年11月3日土曜日

[3929] ネコババ

僕の東京時代からファンだという横浜の家族が手土産いっぱい持ってやって来た。ありがたいもんだ。
今朝、手焙煎コーヒーの豆まろさんから仕入れたばかりの『ブラジルトミオフクダ樹上完熟』なる、なんとも飲みたくなるようなネーミングのコーヒーを出す。酸味が好きな僕でも美味いと感じるまろやかで甘いコーヒーだった。
写真は85歳なのにシャレがわかるゆったりした婆ちゃんで、すぐにピニャモが膝に乗った。同じ無垢なオーラーが引き合っているように感じる。

2012年11月2日金曜日

[3928] 入室禁止


今日の天気は荒れている。最近身体の調子はまあまあだが、作品の調子がすごくいい。アトリエに入って粘土いじり始めたら、誰にも邪魔されたくないので、『入室禁止』の札を書いた。別にこの家にSS以外誰か住んでいるわけではないのだが、なんとなく気持ちが引き締まるのだ。書いてみてどこかがおかしい感じがするので、まさか間違えないだろうけど、念のため辞書で調べたら、なんと! 間違っていた。木がもったいないので、写真のように文字を付け加えた。
 誰かこれに気付くだろうか?

2012年11月1日木曜日

[3927] パキン

今朝、近所のおじいちゃんがやって来て「クルミは煎るとパカッと割れて、あとは簡単だよ」と教えてくれた。今まで石の上にクルミを手で押さえ、金槌で叩いて割っていた。鬼グルミは固いのでなかなか割れず、十個に一個ぐらいしかきれいに割れなかった。薪ストーブではどうだろうと試しにクルミを入れてみる。暫くしたら、パキン! という高い音が響いた。思わず避けた。まさかポップコーンのようにパンパンパンパン弾けて向かってこないよね。