2014年3月9日日曜日

[4420] 心にしみる

午前は夏のような天気だったが、夕方から雪。薪ストーブの火を見てて思った。
 燃える炎は見ていて飽きない。瞑想のように時間は経つ。身体が温まる。お湯が湧く、だけでなくアイデアも湧く。そのお湯で火を見ながらコーヒーを飲む。心がすっきりする。火は夜の家に、暗い夜道に灯りを灯す。
 ところで原発とは、その火の一部分だけ、結果だけを利用する。防護服を来て原発を見ながらコーヒー飲んでも心は落ち着かないと思う。
 なんかさ、例えば誰かの絵を見て衝撃を受け、画家になろうとする。いい絵を描くまで、みんなから認められるまで、絵でなんとなく食えるようになるまで右往左往暗中模索する。それからアートがやっと心にしみて、絵画のように宇宙が見えるまでには、そりゃあいろんなことがあるさ。やっとコーヒーの味がわかる。
 名声と経済の結果だけではアートが心にしみることはない。火だってそうだと思うよ。

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