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『ぶれない』という言葉をよく聞く。思想的に右とか左に傾むき過ぎることだろう。メトロノームのあの揺れている棒と同じでどっちかに傾いて停止したら壊れたも同然だ。左右だけでなく優劣の上下にぶれるってのもある。バネが伸び過ぎたり縮み過ぎてしまったらもう駄目だ。それから時間、思いが未来や過去のどちらかに偏り過ぎると悩んで病気になる。夢と現実ってのもあるな。どちらかに偏り過ぎると夢は足が地から浮いちゃうし、現実は余裕がなく堅苦しい。
どっかに傾いたままの思考で生きるということは、背骨が曲がった悪い姿勢みたいなもので、将来いろんな所に病気が出るようになる。だからいつも偏らないように傾きすぎないように心掛けなければならない。
人はだんだんと『センター』が見えてくるものだ。これがぶれないという事だと思うよ。
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