薪の玉切りしているところにやって来た近所のジジィら。「チェンソーの切りくずがしっかりしている。音もいい。なかなか研ぎがうまいねぇ」と褒められた。じゃあお茶でもどうぞと飲んでいたら、また一人やって来て、お茶会みたいになった。
昔、田んぼの畔におばちゃん達がおにぎり食べているのを見て長閑でいいなぁと思っていたことを話すと、「ベゴ(牛)連れて田んぼに出かけて、おにぎり食って、昼寝までして、夕方まで帰らない。するとベゴに血を吸うハエ(サシバエ)が集る。尻はシッポで、腹は足で払う。でも顔に付いたハエはどうしようもない。それも目の周りに集中して集り血を吸う。だから陽も沈みかけて家に帰るときは、ベゴはシッポ振って喜んで早足で歩いて帰ったよ」
お百姓さんと牛の関係が僕と猫の関係のようで楽しかったが、同時に福島のお百姓さんと牛達が過り、切なくなったさ。(知性に偏ったものの見方をする理性的な輩は、この感情をセンチメンタルと見下すが、違うよ。もっと深いぞ)
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