小屋の中に積んだ薪を家の中に運ぶ。薪ストーブの中に小さく裂いた焚き付けを入れ、その上に太い薪を二本重ね置く。火をつけて焚き付けから薪に火が移り、大きな火になり、だんだんと部屋が暖かくなる。この行為がけっこう楽しい。で、思った。
この部屋のこのぬくもりは自分で作ったぬくもりなんだと。ボクが割って乾燥させた薪が燃えているんだと。これはすごい大作を作ってしまったような達成感と同じだ。で、もう少し深く考察する。
でも薪を割って積んだのはボクだが、もともとの薪である大木を育てたのは土や水や太陽だ。一年以上乾燥させたのは風や太陽だ。つまりは一番重要なところは大自然がやってくれて、ボクは何もしていない。自慢していたのに……、それでもボクはやってない。で、もっと考察してみた。
『達成感』というものは、大自然と人との共同作業にあるのではなかろうか。
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