個展前で心が亡くなっているところへ「私たちをくっ付けた張本人があなただから結婚届の証人欄に名前を書け」と二人がやってきた。イヤだと言ったら『自由自在堂』を買うと言うので、それならと仕方なしに書いた。
「庭に立っている杭はなんですか?」と聞くので、木を植えて庭改造だ。「え! パーティができなくなるの?」と。去年までは賑やか騒ぐのが好きだったが、急に醒めたのだ。これはずいぶん前にも経験したことがある感覚だ。二十年以上前のバブルの後だ。つまり今年はバブル後なのだ。泡になる前に弾けちゃったのかも。賑やかだったあの頃は過ぎ、これからは夫婦水入らずで木陰でのんびり美味いワインでも飲める日本になるわけだよ。よければ庭の木陰でその本読みながら子作りしてもええよ。
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