小説『自由自在堂』の本の表紙の猫を粘土いじりする。
もうすぐ招き猫祭りだけど、この猫は招いてない。でも身体の奥底で、この猫を作れと言っているような気がするのだ。
よくよく考えてみれば『自由自在堂』の本の内容はある意味では初めての招き猫祭りをやるまでの話だ。その表紙なのだから、この猫は招き猫の原始の姿なのかもしれない。物事はいきなりあるわけじゃなく、さまざまなプロセスを通って完成に近づいている。この作品は福を招くための重要な形態をしているんだと思うな。そういや前方後円墳に似てるな‥‥
アリストテレスは言った。
「人間とは、自己の自然本性の完成をめざして努力しつつ、善く生きることを目指す人々の共同体をつくることで完成に至る、という独特の自然本性を有する動物である」
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