この作品は『おみくじ猫百覧会』の百点ある作品の中の最後の百番の作品。なぜかこの作品が欲しいというお客さんが多く、今まで数点作っている。何故にこの作品がレアだけど人気なのかが解らなかった。ところが今回、お客さんがこれ黒いドラえもんみたいと言った。なるほど、シャレにもならんが、いちおう話しを合わせてブラックドラえもんと呼んでみた。そしたら見えてきた。ドラえもんが腹から何でも出すなら、こいつは何でも拾ったものや気に入ったもの、盗んでまで腹に仕舞い込むブラックホールのようなドラえもんだろう。人間の欲深さを風刺した作品、もしくは全てを無に帰すことをメッセージしているのかもしれない。タイトルは最終百番なのに『ゼロ』なのだから。
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