喉は治って、今度は鼻水たらたら。
庭の梅は咲いたが、桜はまだだ。
昔、一番先に行こうと頑張って走っていた。
いろんな人を抜いて一等まで、あともう少しだった。
でも疲れがきちゃった。
ここまで走ってきたのだから、止めるのは悔しい。
ここで走るのを止めたら、みんなに抜かれちゃう。
でもとうとう走れなくなってしまった。
ふと周りを見た。
みんなが走っている。
自分を置いてゆく。
よく観ると
それぞれのスピードが解る。
あの人がどの辺りを走っているのかも解る。
あの人はあの辺りで疲れることも解る。
動かずに解ることは大きかった。
春、大きな桜の木の下に寝転んだ。
この頃だ、桜の花びらと一緒に
『雨にまけるわけがない』のアイデアが降ってきたのは。
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