●思い通り
人が怒ったり不機嫌になるのは物事が自分の思い通りにならないからだ。
ヨガ先生が年頭で「暮らしを楽しむことが『楽』なのです」と所感してた。本当その通りだ。人は『楽』は遠くにあると思い、暮らしの仕事から逃げようとしている。『楽』はどこでもないここにあると言うことに気づけない。
この間、個展した山形ゲストハウスの女将が「いつも昨日より今日が幸せなんだ」とニコニコしながら言っていた。この人の怒ったところや不機嫌な顔を見たことがない。痛かろう苦しかろうは別次元、上次元には上機嫌がいてこれら全てをこなして楽しんでいる。坐禅勧めたら、すぐ坐禅ザブトン買って坐禅するし、ヨガでは屍ポーズで爆睡、3秒で屍になる。本当幸せな人だ。彼女は彼女の人生思い通りなのだろう。
彼女は思い通りのいい見本だと思う。どこが見本かと言うと彼女はヨガ先生の「暮らしを楽しむ」を現実やっている。僕の書いた『雨にまけるわけがない』が好きで細かく読んでそれを実行している。
ところで他所の遠くの有名・金持ち・政治家・偉そうな人を思い浮かべても、いい見本はいない。彼らは騙されていることに気づいてない不幸、それに気づかないためにもっと遠くに逃げようと欲集りになってもがいている。悪い見本だね。みんなこれらの華やかな部分だけ見ているからいい見本と勘違いして真似してしまう。そして悩む、幸せが遠のくわけだ。
皆さんも楽を望むなら暮らしの一つ一つの行為を楽しむことだと思う。じっくり時間をかけてコーヒーを淹れるとか、掃除するとか、料理するとか、本当は全て楽しい行為なのだ。同じ時間空間では二つのことはできないからこそ、他所に逃げる思考は止めて、目の前の一つに集中すると、そりゃあ子供が絵を描くように楽しいに決まっている。頭ではなく身体が楽を知っている。これで思い通りよ。
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