猫祭り呼称『ンダニャー祭り』(仮題)
「んだにゃー」は「そうだね」という意味です。つまり「柔らかいYES」。
ここ村山地方の人間は「にゃーにゃー」言う。女性が言うと可愛い癒される。大昔この地方の人々は猫と喋っていたのか、それとも猫の真似をすることで自らやお互いを癒していたのかは解らないが、猫と深い繋がりがあったのだと思う。僭越ながら日本一の猫作家である(自慢だけど)このワシがこの地の出身であり、たまたま猫の夫婦招き猫の家を建てたりしたのは、実は偶然ではなく、この方言にルーツがあったような気がするのだ。言葉には言霊がありその地方の人々に大きな影響を与える。例えばアイヌの人がアイヌの衣装を着て囲炉裏の周りに座って東京弁を喋っていたらウソっぽい。大阪弁なら尚のことリアリティがない。やはりたとえ北海道でなくてもアイヌ語を喋っていれば、それは聞くものを北海道のあの大自然溢れる大陸に誘う。
ワシは猫を通して失われてしまいそうな言語を守ろうとしていたのだった。
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