仕事の追い込みで余裕が無くなると、頭が脳内のどこかに広い休憩所を探し始める。
単調な絵付け作業は大脳の頭頂葉の上側後部の神経組織への電気入力を遮断し活動を停止させる。この部位には空間を認識する機能があって、自分がどこにいるのかを教えてくれているので、「ここはどこ?」になる。それだけでなく自分の内と外の境界も失われ、自分はどこにでもいて、どこにもいないような感覚になる。「私は誰?」になるわけだ。もはや自分も含めて宇宙全てが休憩所だ。それは梵我一如もしくは無我である。そこで忘我(エクスタシー)に包まれる体験をする。でもこの体験は記憶にならないから、ただ目の前に作品がいつの間にかできているのを理解するだけに留まる。
なんてことはないこれが癖になるんだな。
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