2017年2月27日月曜日

[5906] 霊感

●霊感
 人は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感で外界を感知する。それを超えた感覚として第六感がある。霊感とか直感などだ。もともと人は第六感を持っていたのだが、楽して文明に頼り切ってしまい、そのセンスを弱めてしまった。ニワトリのように飛べない次元に落ちたようなもんだ。依頼心は霊感を失い、視野を狭めるってことだろう。
 2001年、『ギャラリー猫町』ができ、個展ができるとなったので嬉しくって面白い作品ができた。そこでタイトルを第六感の一段上の『セブン・センス』と銘打って個展を開いた。これが終わったあと、次の個展はもっとぶっ飛んで『エイト・センス』だなと決めていたが、いつの間にか忘れてしまっていた。でも考えてみれば二十年以上もやっていた猫作品は縁起物が主体だ。末広がりの『八』を既にやっていたようだ。
 今回は『ノリタケの森ギャラリー』という真っ白い20m×8mでできるというので、また嬉しくなって、籠って絵に打ち込んで、うまいこと究めた。ふと思った。『究める』とは『穴』に『九』と書く。依頼心を捨て、つまり誰にも頼らず、穴蔵に籠って『九』までゆく。できた絵は『ナイン・センス』の次元にまで登る。
 そして今年夏8/29~9/3、穴蔵から出てとうとう発表する、とうだから『十』。前向きなプラス(+)になった。
 皆さん、最近はマイナスの多い社会、ここで楽しくプラスに生きる五感を磨く為にも、個展会場で生の絵を見て、自分の中の第六感以上の霊性意識を復活させてください。ニワトリから空飛ぶトリへ戻ろう。

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