昨日の絵日記に『大海原を航海』って書いたけど、ふと思った。
そんなのは時代遅れだし、船乗りなぞは荒くれのマッチョで、ワシのような繊細で瞑想的な者とは違う感じがしたのだ。そこで訂正。
『ここ最近、絵日記の内容が理論めいているのは、夏の個展に向けて描いている絵の技術も表現もずいぶん向上しているので、言葉がその感性に追いつこうと遊んでいるんだと思う。
今までの作品は大衆芸術とかポップとか言われる部類だった。招き猫や猫という囲いの中で、鎖国した江戸時代のように、着物の裏にデザインして楽しんでいた。しかし今、開国し、一人宇宙に向かっているような気分の作品なのだ。一秒一秒が未知の体験。興味は尽きないし楽しいが不安と恐怖、死と紙一重。そんなマイナスな気分を一掃するため、身の回りに纏う広大な宇宙をきちんと知的に分析しなければならない。それが理論となっている。どこへゆくかは定かでないが、今のところハッとするような新発見の連続であることは確かだ』
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